ADの臨床リアルワールドデータを再構成する「CDiPテクノロジー」を開発-CiRAほか
孤発性AD患者の遺伝情報の特徴を明らかにし、臨床上の病態の再現を目指す
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は2月18日、孤発性アルツハイマー病(AD)の患者102人から樹立したiPS細胞からなるiPSコホートを用いて、102人分の大脳皮質神経細胞を作製し、複雑な孤発性ADの病態を細胞種および病態ごとの表現型(病的形質)に分解し、その背景の遺伝子データからADの臨床リアルワールドデータを再構成する「Cellular dissection of polygenicity(CDiP)テクノロジー」を開発したと発表した。この研究は、井上治久教授(CiRA増殖分化機構研究部門、理化学研究所(理研...