加齢による認知機能低下、グリア細胞由来の治療標的候補分子を発見-九大ほか
加齢による認知機能低下を改善するメカニズムは不明だった
九州大学は8月1日、グリア細胞に由来する分子による「コンドロイチン硫酸プロテオグリカン(CSPG)」の発現制御が、加齢によって低下する認知機能の改善に重要であることを見出したと発表した。この研究は、同大大学院医学系学府の前田祥一郎大学院生、同大大学院医学研究院の山田純講師、神野尚三教授の研究グループと、神戸薬科大学の北川裕之教授らとの共同研究グループによるもの。研究成果は、「British Journal of Pharmacology」にオンライン掲載されている。
高齢化が進行している現代の日本では、加齢に伴い認知機能が徐々に低下...