HPVワクチン、接種9年後の感染予防およびクロスプロテクション効果を確認-新潟大
25歳時点における長期の感染予防効果、日本で検証
新潟大学は5月10日、高リスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染に対してHPVワクチンの長期予防効果を検討し、接種から約9年経過した25歳の時点でHPV16/18型の感染者を認めず、長期予防効果が実証されたことを報告した。この研究は、同大大学院医歯学総合研究科産科婦人科学分野の黒澤めぐみ医師(大学院生)、榎本隆之特任教授、関根正幸准教授らの研究グループによるもの。研究成果は「Cancer Science」に掲載されている。
日本でHPVワクチン接種の公費助成が開始された2010年時点で接種対象年齢であった女性は、現在20歳代の半ばを...