アルツハイマー病、東アジア人特有のバリアントでリスク30%低下と判明-新潟大ほか
ADの指標として重要なAPOE、東アジア人の希少バリアントは知見乏しい
新潟大学は6月2日、日本人を対象として認知症などのゲノム解析を展開する中で、アルツハイマー病(AD)の発症リスクを低下させる可能性のあるまれなアミノ酸置換を伴う遺伝子変異(レアミスセンスバリアント:RMVs)を、アポリポタンパクE遺伝子(APOE)に見出したと発表した。この研究は、同大脳研究所遺伝子機能解析学分野の宮下哲典博士(准教授)、池内健博士(教授)らと、国内の複数の医療・研究機関の共同研究グループによるもの。研究成果は、「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載されている。
ADは...