子どものITP、気候変動による「暑さ」がリスクを高める可能性-科学大
暑すぎる日と子どもの免疫性血小板減少性紫斑病リスクの関連は未解明
東京科学大学は2月3日、2011年から2022年までに収集された全国規模の入院データを解析し、高温曝露が子どもの免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)のリスクを高める可能性を明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医歯学総合研究科公衆衛生学分野の那波伸敏准教授、藤原武男教授、医療政策情報学分野の伏見清秀教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Haematologica」にオンライン掲載されている。
子どものITPは、年間10万人あたり2~7人の割合で発症する血液疾患である。ウイルス感染などが発症の誘因となる可能性が...