「アルギニン」にアルツハイマー病の治療効果、モデル動物で確認-近畿大
認知症患者の3分の2を占めるアルツハイマー病、治療薬開発が課題
近畿大学は11月13日、アミノ酸の一種である「アルギニン」が、アルツハイマー病の原因となるタンパク質「アミロイドβ」の凝集を抑えることを明らかにし、アルギニンの経口投与がアルツハイマー病に対して治療効果を発揮することを複数の疾患モデル動物で確認したと発表した。この研究は、同大医学部内科学教室(脳神経内科部門)の永井義隆主任教授、同大大学院医学研究科医学系専攻博士課程4年の藤井佳奈子氏、同大ライフサイエンス研究所の武内敏秀准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Neurochemistry International」...