タクシーの運転手はアルツハイマー病になりにくい?
タクシーや救急車の運転手に求められる、交通渋滞をうまく切り抜けるための頭の回転の速さと優れた反射神経は、アルツハイマー病の予防に役立つ可能性があるようだ。タクシー運転手や救急車の運転手でのアルツハイマー病による死亡率は、検討したあらゆる職業の中で最も低いことが明らかになった。一方で、同じ交通手段の運転手でも、決まったルートを行き来するバスの運転手やパイロットでは、このようなメリットは得られないことも示された。この研究結果は、「The BMJ」に12月17日掲載された。
論文の筆頭著者である米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のVishal Patel氏は、「われわれが周囲の世界をナビゲート...