がんゲノム医療拠点病院においてエキスパートパネル教育プログラムを実施することで、がん遺伝子パネル検査後の推奨治療の精度が向上することを示唆した国立がん研究センターと日本臨床腫瘍学会の共同研究をご紹介いたします。

がんの原因となる遺伝子のうち数百個の変化を一度に調べることができるがん遺伝子パネル検査が2019年に保険適用され、それぞれのがん患者さんに適した治療法の選択が可能となるがんゲノム医療の導入が進みつつあります。国内では全国13カ所のがんゲノム医療中核拠点病院と、32カ所のがんゲノム医療拠点病院においてエキスパートパネルと呼ばれる専門家による検討会が開催されており、がん遺伝子パネル検査の結果に基づき、患者さんに適した治療が検討されています。その一方で、研究段階の治療の最新情報をすべて把握することが難しく、エキスパートパネルが示す推奨治療にばらつきがあることが報告されています。本研究では、研究段階の治療に関する情報をエキスパートパネル間で共有する教育プログラムを実施し、その教育実施前後で模擬症例に対する推奨治療の模範解答との一致率が評価されました。その結果、教育プログラムの実施前と後でエキスパートパネルが示した推奨治療と模範解答との一致率が有意に向上することが明らかになりました。また、探索的にAIを用いた診断支援プログラムにおいて推奨治療の精度検証も実施したところ、さらに高い一致率を示す結果となりました。

今後、エキスパートパネル教育プログラムが充実することは、がん遺伝子パネル検査の結果に基づいた適切な推奨治療の実施につながり、最適な治療の到達性の向上に寄与することが期待されます。また、AIを用いた診断支援プログラムは精度が高いことが示されており、今後の導入も期待されます。

この研究は、国立研究開発法人 国立がん研究センターホームページ内のプレスリリース「エキスパートパネルに対する教育プログラムの実施によりがん遺伝子パネル検査後の推奨治療の精度が向上」(2023年12月1日)にて公開されています。

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/1201/index.html

画像: 教育プログラムの実施でエキスパートパネル推奨治療の精度が向上-模擬症例を用いた臨床試験で明らかに-

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