化学療法が不要な大腸がん患者を遺伝子検査で判別
血液検査により術後の化学療法を省略してもよい大腸がん患者を判別できる可能性のあることが、米ジョンズ・ホプキンス大学のAnne Marie Lennon氏らが実施したランダム化比較試験で示された。この臨床試験の結果は、米国臨床腫瘍学会の年次集会(ASCO 2022、6月3~7日、米シカゴ)で発表されるとともに、「The New England Journal of Medicine」にも6月4日掲載された。
ASCOによると、米国では2022年に約15万1,000人が大腸がんと新規診断され、5万2,580人が大腸がんにより死亡すると予測されている。
Lennon氏らは今回の臨床試験で、オー...