新しい抗マラリア抗体に6カ月間の感染予防効果
開発中の抗マラリアモノクローナル抗体CIS43LSによって、感染率の高い地域で最大6カ月にわたって、致死的となることもあるマラリアに対する予防効果が得られる可能性が、第2相臨床試験で示された。バマコ科学技術大学(マリ)のKassoum Kayentao氏らが実施したこの研究の詳細は、「The New England Journal of Medicine」に10月31日掲載された。
Kayentao氏がAP通信に語ったところによると、2021年に世界保健機関(WHO)が小児用マラリアワクチンとして初めて推奨したRTS,S/AS01の有効率は30%にとどまり、4回の接種が必要だという。同氏...