錠剤タイプの新型コロナワクチンに有望性
開発段階にある錠剤タイプの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンは、感染予防だけでなく空気感染の抑制効果も期待できることが、動物実験で示された。米デューク大学のStephanie Langel氏らが実施したこの研究結果は、「Science Translational Medicine」に5月5日掲載された。
一般的に用いられているmRNAワクチンは筋肉注射で投与し、新型コロナウイルス表面のスパイクタンパク質に対する中和抗体産生と細胞性免疫応答を誘導することで新型コロナウイルスによる感染を防ぐものと考えられている。新しいワクチンは錠剤で、スパイクタンパク質を発現させるベクター...