COVID-19罹患から約1年後も血栓症ハイリスク
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患に伴う血栓症リスクの上昇は、約1年近く経過後も有意であるとする、英ケンブリッジ大学のAngela Wood氏らの研究結果が、「Circulation」に9月19日掲載された。研究の共同リーダーの一人であるWood氏は、「入院を要した患者だけでなく、非入院患者でも有意なリスク上昇が認められた。個人レベルではわずかなリスクではあるが、患者数の母数が大きいことから社会全体への影響は相当なレベルとなっている可能性があり、血栓イベント予防戦略の確立が重要と考えられる」と述べている。
パンデミックの比較的早い段階から、COVID-19罹患に伴い血栓症リ...